それはルールの問題だってば
【秋田】試合成立狙い「故意の三振」 高校野球秋田大会
このプレイが是か非かということでいろいろ言われているようなので私も私見を述べておく。
まず、野球はルールを守ってやるのが当たり前。フェアプレーだとかマナーだとか言うのは、ルールを守ってプレーした上での話である。
とりあえず話の前提として、野球のルールのおさらい。
(没収試合の定義by公認野球規則2.31)
・規則違反のために、球審が試合終了を宣告して、9対0で過失のないチームに勝ちを与える試合である
(没収試合になるケースby公認野球規則4.15)
・一方のチームが次のことを行なった場合には、フォーフィッテッドゲームとして相手チームに勝ちが与えられる。
- 球審が試合開始時刻にプレイを宣告してから、5分を経過してもなお競技場に出ないか、あるいは競技場に出ても試合を行なうことを拒否した場合。ただし、遅延が不可避であると球審が認めた場合は、この限りではない。
- 試合を長引かせ、または短くするために、明らかに策を用いた場合。
- 球審が一時停止または試合の打ち切りを宣告しないにもかかわらず、試合の続行を拒否した場合。
- 一時停止された試合を再開するために、球審がプレイを宣告してから、1分以内に競技を再開しなかった場合。
- 審判員が警告を発したにもかかわらず、故意に、また執拗に反則行為をくり返した場合。
- 審判員の命令で試合から除かれたプレイヤーを、適宜な時間内に、退場させなかった場合。
- ダブルヘッダーの第二試合のさい、第一試合終了後20分以内に、競技場に現われなかった場合。
で、今回の場合
・故意の三振は監督の指示
・「早く終わらせて試合を成立させたかった」(試合後の監督の談話)
ということなので、4.15のb「短くするために、明らかに策を用いた場合」に思いっきり該当する。
もっとも、その前に雨天によるノーゲームを期待して相手も遅延行為をやったらしいので、それが「明らかに策を用いた」のであればまずそれが咎められるべきではあるが、ややこしいのでこの遅延行為については「明らかに策を用いた」のではなかった(ルールの適用外)として話を進める。
つまり、野球のルールの通りに行けば、この試合は没収試合となり、12―1でリードしていた本荘高校は公式記録では0-9で負けということになる。
負けた側の秋田高校の監督も「負けた以上の屈辱だ。悔しい」なんて言ってる場合じゃない。ルールをきちんと適用していれば自分たちが勝っていたのだ(笑)
故意の三振を指示した監督も「マナー的にどうかと思った」そうだが、それ以前にルール的にどうかと思わないと(笑) 反則なんてマナー以前の問題である。
要するに。
試合を早く終わらせたくて三振を指示した監督も
ボロ負けした上にそんなことをされた監督も
その試合を裁いていた審判も
野球のルールを知らなかった
というだけの話やな。なんともお粗末なことだ。
結論
スポーツは、ルールを守ってやりましょう。
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» うわべの感動は要らない [Bohemian Rhapsody]
タカク
さんのところからお借りしました。
高校野球:監督が故意の三振指示 秋田大会準決勝(毎日新聞)
秋田市の秋田県立こまちスタジアムで22日に行われた第88回全国高校野球選手権秋田大会準決勝の本荘-秋田戦で、大量リードした本荘の尾留川徹監督が七回... [続きを読む]
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秋田市のこまちスタジアムで22日あった第88回全国高校野球選手権秋田大会準決勝の本荘―秋田戦で、本荘に故意に三振するなどフェアプレーに反する行為があったとして、県高野連は本荘に対し23日の決勝開始までに始末書を求めることにした。 問題の行為は7回表、雨が降り続く..... [続きを読む]
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いまだにこういうことに文句を言い出すから、高野連ってどうしようもないと思う。
<高校野球>監督が故意の三振指示 秋田大会準決勝(毎日新聞)
(元ニュースはこちら)
(記事引用)
秋田市の秋田県立こまちスタジアムで22日に行われた第88回全国高校野...... [続きを読む]
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» 試合成立狙い「故意の三振」 高校野球秋田大会 [事なかれ主義でよろしいか]
試合成立狙い「故意の三振」 高校野球秋田大会
>「最後まで全力を尽くすべき理念に反する」
これはルールの範囲で勝つ事に全力を尽くした結果だと思うので、
それほど非難されるべきものでも無いと思う。
観客がいるプロ野球だったら問題だけど、アマチュアの高校野球で勝つ事に拘るのはそれほど問題があるとは思わない。
>「最後まで一生懸命やろうとしていたのに、負けた以上の屈辱だ。悔しい」
「故意に三振」ができるような点数差をつけられた自... [続きを読む]
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» ≪高校野球秋田大会≫試合成立狙い「故意の三振」 [局の独り言。]
試合成立狙い「故意の三振」 高校野球秋田大会
秋田市のこまちスタジアムで22日あった第88回全国高校野球選手権秋田大会準決勝の本荘―秋田戦で、本荘に故意に三振するなどフェアプレーに反する行為があったとして、県高野連は本荘に対し23日の決勝開始までに始末書を求... [続きを読む]
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» 試合成立狙い「故意の三振」 [DANGER]
試合成立狙い「故意の三振」
高校野球秋田大会
秋田市のこまちスタジアムで22日あった第88回全国高校野球選手権秋田大会準決勝の本荘―秋田戦で、本荘に故意に三振するなどフェアプレーに反する行為があったとして、県高... [続きを読む]
受信: 2006/07/26 22:12
» 故意の三振はアウトだった!〜秋田高野連(2) [David the smart ass]
ブログというか、ネットってこういうことが起きるんですね。
先日「故意の三振はアウトなのか?〜秋田高野連」って記事を書いたんだけれど、トラックバックなどを見ていると、おおむねわたしと同じ意見だったです。つま... [続きを読む]
受信: 2006/07/26 22:28
» 試合成立狙い「故意の三振」はダメですかー? [迷走する・・・のつぶやき]
試合成立狙い「故意の三振」高校野球秋田大会
秋田市のこまちスタジアムで22日あった第88回全国高校野球選手権秋田大会準決勝の本荘―秋田戦で、本荘に故意に三振するなどフェアプレーに反する行為があったとして、県高野連は本荘に対し23日の決勝開始までに始末書を求めることにした。
問題の行為は7回表、雨が降り続く中であった。この回が終了すれば雨天でもコールドが成立し、そこまでの得点の多いチームが勝... [続きを読む]
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» どっちもどっちらしい [無駄口ぬらりひょん]
24日の記事に書いた「秋田の高校野球」の話で、てるしさんからコメント並びにトラックバックを頂きまして、まぁ野球に詳しくない私としては「なるほどねぇ」という感じでした。
遅延行為も反則だけど、早める行為も反則とは知らなんだ。
ただまぁ、今回の場合、どうもきっかけはフジテレ・・・じゃなくて秋田高校のほうにあったようで。
まず不自然な投手交代や敬遠策があった様子。
で、それを「遅延行為」と感じた本庄の監督が三振の指示。また半ばアウトになるために行った盗塁もタイミング的には完全にアウトだった... [続きを読む]
受信: 2006/07/27 00:56
» ばれなければ反則ではない [近鉄ファンのためのイーグルス応援BLOG]
先日の秋田県予選の件の続き。周辺領域様よりトラックバックがあったのでそこを見てみると本荘高の故意三振は「試合を長引かせ、または短くするために、明らかに策を用いた場合。」という没収試合の定義に抵触するとのこと。当然試合を引き延ばそうとした秋田高側も同様な...... [続きを読む]
受信: 2006/07/27 08:40
» 「故意に三振」は敗退行為 [りゅうちゃんミストラル]
気になるニュースがあった。(以下元の記事が正しいものとして書く)<高校野球>故意に三振、秋田・本荘高が始末書(毎日新聞)記事によると12−1でリードしていた7回表。雨天ノーゲームを恐れた監督が「わざと三振」するように指示した。どうしてこれが問題なのか?...... [続きを読む]
受信: 2006/07/27 11:49
» ドカベンにもありましたね。わざと三振 [ベアストン〜わたりぐまのよろずな感じのブログ]
〜ここから引用〜
社会ニュース - 7月23日(日)21時3分
条件検索
<高校野球>故意に三振、秋田・本荘高が始末書
第88回全国高校野球選手権秋田大会(県高野連など主催)で23日、18年ぶり3回目の甲子園出場を決めた本荘が、決勝の試合前に「緩慢なプレーは二度としません」とする校長、野球部長、監督連名の始末書を、県高野連に提出した。
原因は前日の準決勝。雨の中の試合で、12―1とリードした七回表1死二塁、本荘の尾留川徹監督が打者に�... [続きを読む]
受信: 2006/07/29 14:09
コメント
へぇ、そんなルールあったんですね。じゃ、あれじゃん。両校とも失格でもいいくらいじゃないですか。
投稿: 出人 | 2006/07/26 21:46
これはお見事。
没収試合の定義ってどうだったかな…?と思ってはいたのですが
遅延行為だけでなく早める行為も違反でしたか。
でも,これを厳格に適用したらプロも高校野球も没収だらけですね。
今回の件では秋田のほうが先に没収されかねない試合内容だったわけでもあり
「明らかに」といっても結局は審判の主観に委ねられるわけで
(要するに白状した方が負け)…とんだ「教育の一環」ですね。
投稿: d_d- | 2006/07/26 21:53
コメントありがとうございます。
秋田の遅延行為の詳細がわからないのでなんとも言えませんが、まあ、どっちもどっちというのが正解のような気もしますね。とほほ。
「明らかに策を用いた場合」ってルールも抽象的でハッキリしないですよね。ただまあ、そういうルールがあるということをみんなが知っていたら、こういうことは起きにくいんじゃないのかな、と思います。
投稿: てるし | 2006/07/27 01:42
こんにちは、はじめまして。TBありがとうございます。
ルールブック上は、このようになっていたのですね・・・凄い!!
別にケチを付ける訳でもないのですが、この記事を読んで私なりにふと思ったことは・・・
“故意の三振指示”=“明らかな策”となるのでしょうかね?!
過去の事例などあるのかな?!
また、こういう場合は、審判(団)が協議、決定するはずですよね?ところが今回の試合では、グランド内の審判が“故意の三振指示”=“明らかな策”と判断しなかったのかな?
ということは、上記規約に該当せず!ってことになるでしょうね。
ちょっと法律的なアプローチをしてみれば、こんな感じでしょうか・・・
投稿: コージ | 2006/07/27 14:16
>コージさん
コメントありがとうございます。
確かにルール上何をもって「明らかな策」とするかは明確な定義がないので実際には審判の判断ということになると思います。また、高校野球における没収試合は過去に2例ほどあるようですが、今回私が取り上げた4.15-b項が適用された事例は(私が確認できた範囲では)ありませんでした。
審判が取らなかったからいいじゃないかというのは一理あります。ただ、試合後のコメントやその後の高野連の対応を見ても、故意に遅延/短縮を狙う行為は反則だというルールを知っていて、あえてグレーゾーンを狙ってやったとはとても思えないのですよ(笑)
やはりルールに無知であったが故のお粗末な出来事だったのだろうと思います。
投稿: てるし | 2006/07/27 16:52
あくまで「ルール」に固執するならば、
試合中の最終判断は審判に委ねられるので、
審判が試合を続けさせた以上無問題ですね。
ストライク・ボールの判断もアウト・セーフの判断も
その他全ての行為について、
審判が判断する余地があるという事です。
ルールブックの文言の解釈は審判次第。
審判が「策」には当たらないと判断したのだから、
それはルール違反ではありません。
投稿: にゃむ | 2006/07/27 20:14
>にゃむさん
コメントありがとうございます。
今回の場合は、実際試合を見ていたわけではないのであくまで報道から受ける感じ、ではありますが「お前らルール知らんとやっとるやろ(笑)」と突っ込まずにはいられないわけで・・・監督の「短縮を意図して指示した」というコメントはこのルールを知っていたら絶対に出てこないと思うのですよ。
ルールは知ってるけど適用されるケースではないと判断したわけじゃなくて、(審判も含めて)そもそも知らなかったんじゃないの?というのが私の意見です。
ちなみに
>審判が試合を続けさせた以上無問題ですね。
つボブ・デービッドソン
投稿: てるし | 2006/07/28 12:01
返事ありがとうございます。
ルールを知らなかったから、試合後にネタバレしてしまったのだろうという、てるしさんの意見については私も同意見です。
ルールを知っていれば、トラブル回避のためにもう少し言葉を選んだでしょうね・・・
話はかわり、私は、「没収試合になるケースby公認野球規則4.15」
で想定しているケースは、
「試合放棄行為」ではないかと読み取りました。
つまり、勝負を捨てるような行為があった場合に、
審判の判断で試合を中止させる為のルールではないかと。
その中の「短縮行為」として想定されているケースは、
勝ち目の無いチームがわざと攻撃チャンスを捨ててアウトになるような行為ではないかと考えました。
(同条の他の項目も全て、試合放棄行為に該当するので)
以上の事から、私がもし審判の立場なら、今回の件については「勝つために行った作戦であり、試合放棄を意図していない」
という理由で条項に該当しないと判断します。
>>つボブ・デービッドソン
判った上で書かせていただきました。
この場合、責められるのは「審判」の「誤審」行為であり、
アメリカの選手が悪い訳ではないですよね。
投稿: にゃむ | 2006/07/28 17:30
コメントありがとうございます。
「没収試合の対象は放棄行為」というご指摘は新鮮です。
実際にプロも含めて没収試合になったケースを見てみると、
・そのチームが試合開始時間に球場に来なかった
・ファンの乱入などによって試合の継続ができなくなった
・そのチームが試合の続行を拒否(放棄)した
というケースばかりで、確かに「試合中の行為に対する直接のペナルティ」として没収試合とされたケースはないようです。
なお、プロ野球については現在では放棄・没収試合は厳禁という申し合わせがあるため、審判が没収試合を宣言することは現実にはあり得ないそうです。勉強になるなぁ(笑)
>判った上で書かせていただきました。
そうだろうなぁと思って失礼を承知であえてツッコミ風にしました。解釈は審判の権限ですが、それも正しいジャッジがあってのことですよね。
投稿: てるし | 2006/07/28 19:10
はじめまして。
tbさせていただきました。
ルール上のことは知りませんで、敬服しました。
新聞記事でさえそれには(故意かどうかわかりませんが)触れていませんね。
このケースは審判が試合中に適用しなかったので、このルールに関してはセーフで本荘の秋田大会優勝は成立でいいんでしょうか。
あとから提訴とか、非現実的ではありますがあるんでしょうか。
それとも試合終了時点で権利消滅なんでしょうかね?
投稿: わたりぐま | 2006/07/29 14:20
なるほど。いろんな意見が出ておもしろいです。今回の秋田高の遅延行為や本荘高の故意三振指示が、4.15・bにあてはまるかどうかは、意見が別れているんですね(個人的には、短縮行為を遅延行為と同様にルールで禁じていると知ったことがすでに大きな発見であり、収穫でした)。
そして、いずれにしろ、審判は試合中にそれに触れていないわけで、審判が4.15の適応に思い至ったかどうかは別にして、「いかなる行為も反則のジャッジがなされない以上は反則でない」ということであるならば、今さら反則だったと言っても、後の祭りみたいなところはあるわけです。その場で相手チームがアピールしたらどうだったろうかという問題は、興味深く残りますけれど。
そして、してみるとやはり、本荘高だけに始末書を求める県高野連の対応が不思議に感じられます。はたしてそれでフェアなのかなって? 「敗者を貶めた」というような、人情的な視点というか、感情的な視点がそこにあったのかもしれないと思います。
投稿: 出人 | 2006/07/29 16:11
わたりぐまさん、出人さん、コメントありがとうございます。
審判の判定に異議を唱えることは認められませんが、審判がルールの適用を誤ったと思われる場合にはその審判に対してアピールすることができます。ただし、次のプレーが開始される(一部例外あり)までにアピールが為されない場合には例え間違っていてもその判定が確定します。
つまり、その場で申し出なかったら後で何を言ってもダメ、というのが原則です。なお、アマチュアでは規定により、提訴自体が認められていません。
投稿: てるし | 2006/07/29 21:31
こんにちは。
>試合を長引かせ、または短くするために、明らかに策を用いた場合。
ゲームを無効にするために行った行為に対抗してゲームを成立させるために行った措置が上記の規定に抵触するものでしょうか?私にはルールの字面だけをなぞっている様にしか思えないのですが...
投稿: 軟式陸上部 | 2006/08/01 04:14
軟式陸上部さん、コメントありがとうございます。
私の指摘は確かに字面をなぞっただけです。
他の方へのレスでも言いましたが、まさに軟式陸上部さんのご意見のように、こういうルールがあると知っててそれでも抵触しないという判断の下にやったことなら別にいいと思うんです。
私は前後のドタバタを見ていて、「お前らこんなルールがあるって知ってるか?知っててやってるにしてはお粗末すぎるぞ」って言いたいのです。(この「指導」とか始末書のことも含めて)
投稿: てるし | 2006/08/01 09:08