« 久しぶりのガンプラ | トップページ | 始まりと終わりと・その2 »

2005/11/18

始まりと終わりと

今週は関西ではブッシュ大統領が来日とかで交通規制が敷かれて難儀していたわけだが、東京では紀宮殿下の結婚式でこちらも規制とか大変だったのではないかと想像。

天皇・皇后両陛下が披露宴までご出席されるのは異例とのことで話題になっていたが、娘の結婚式に出ないというしきたりはさすがに現代では違和感がある。ご出席は自然なことだと思う。

いずれにしてもどなたにかかわらず結婚というのはある意味新しい人生の始まりであり、おめでたいことである。

その一方でおめでたくない話も。

皇室典範に関する有識者会議なる諮問機関が議論の結論として、
・女性・女系天皇の容認
・長子相続
というのを打ち出したそうだ。
この「有識者会議」のメンツの胡散臭さはすでに指摘しているブログもあるが、座長はロボット工学の専門家でメンバーには権威の破壊を旨とするジェンダーフリーの推進に積極的な人もいる反面皇室制度の専門家がいないという構成で、一体何の有識者かと疑問である。何より天皇家の家督の相続を議論するのに当の天皇家の意見は「聞く必要がない」というのだから、天皇家にしてみればたまったものではないというのが本音だろう。
可能性は低いかも知れないが、「長子相続」と決定した後に皇太子殿下や秋篠宮殿下に男子が授かったりしたらこの決定は大問題になるのではなかろうか。

既にいろいろなところで指摘されていることだが、「女系の容認」というのはつまり、天皇家以外の血筋の人間を天皇として認める、ということである。
簡単に説明しよう。
現行の制度では今上天皇が崩御した場合、皇太子殿下が次の天皇となられる。で、現行では「皇統に属する男系の男子」が継承するとなっている。現在、男性の皇族は次の7方。( )内は今上天皇との続柄。

三笠宮崇仁殿下(叔父)
今上天皇陛下(本人)
常陸宮正仁殿下(弟)
皇太子殿下(長男)
秋篠宮文仁殿下(次男)
寛仁親王殿下(いとこ)
桂宮宜仁殿下(いとこ)

つまり世代的に皇太子殿下より下の世代の男性の皇族というのが存在しないのである。そこで皇太子殿下の第一子である敬宮愛子内親王殿下が皇位継承できるようにしよう、というのがこの問題のそもそもの話。
敬宮殿下は「男系」(父方の血筋)が皇統なので、歴史上に存在した女性天皇が皆そうであったように即位に当たっての血統上の問題はない。皇室典範さえ改正すれば済む話である。
問題はその次の世代。敬宮殿下が長じてナニガシさんとご結婚され子供が生まれても、その子は血統的には「男系」がナニガシ家で「女系」が敬宮殿下の母方の血筋である小和田家となり、どっちにしても皇統の直系ではないのである。ここに有識者会議の意図した通りめでたくも天皇家は2000年近い歴史に幕を下ろすというわけだ。天皇家の血筋でない人間が天皇になれば当然天皇不要論が台頭するだろう。ひょっとしたら熊沢天皇みたいなのも続々と現れるかもしれない。かくして天皇制も廃止が実現する。天皇制廃止をアッという間に現実のものとして道筋をつけた小泉首相は共産主義者に歴史的ヒーローとして語り継がれることだろう(笑)

第一義的には、天皇家といえども家督の相続という問題なので、やはり本人達がどうしたいのかということを確認するべきではないだろうか。長きにわたって歴史の荒波を生き抜いてきた天皇家のことだ。「お任せするのでなんとかして下さい」という話になれば、歴史に培われたなにがしかの知恵というものがおありになるのではないか。
おおっぴらには言えないウルトラCとかも持ってそうな気がする(笑)

|

« 久しぶりのガンプラ | トップページ | 始まりと終わりと・その2 »

コメント

いつも、読ませていただいています。

突然失礼します。
命が尽きようとしている子供がいます。
できればリンクしてあげてください。
私にできるのはこれくらいですので。

『彩花ちゃんを救う会』http://save-ayaka.com/

携帯サイト http://save-ayaka.com/i/

投稿: 鉄人ママ | 2005/11/20 18:13

うちのような過疎ブログで紹介しても効果があるとは思えませんが、一応紹介はしときます。

投稿: てるし | 2005/11/23 12:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35105/7011555

この記事へのトラックバック一覧です: 始まりと終わりと:

» 女系天皇と議員の方 [日本ポジティブ論]
超党派議員が皇室典範勉強会 「伝統」に理解不足 超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」は十七日、都内で皇室典範改正問題についての勉強会を開いた。政府の「皇室典範に関する有識者会議」の女性・女系天皇容認方針に賛成、反対の専門家から意見を聴き質疑応答を行ったが、出席議員の反応はさまざま。政府は次期通常国会に皇室典範改正案を提出したい意向だが、皇位継承に関する基礎知識は国民に共有されておらず、「何が問題点かを理解している議員も少ないだろう」(政府高官)とい... [続きを読む]

受信: 2005/11/18 21:57

» 紀宮さま最後の朝 [鉄人ママの社長ブログ]
母は娘を強く抱きしめて「大丈夫、大丈夫」と何度も言いました。 [続きを読む]

受信: 2005/11/19 13:44

» 皇室典範に関する有識者会議第十三回 [悪の教典楽天市場店]
 本日は第十三回皇室典範に関する有識者会議。 相も変わらず「気がする」という意見が見受けられる。「男性の配偶者を迎えることと女性の配偶者を迎えることと、どちらが難しいかなどということは、論じることのできないことのような気がする」第十三回皇室典範に関する...... [続きを読む]

受信: 2005/11/19 22:48

« 久しぶりのガンプラ | トップページ | 始まりと終わりと・その2 »