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2004/09/29

オタクは過去からホイサッサ

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おたくな業界も世の流れに沿って動いている(多分)
旧オタクへのオマージュ
市場の生命サイクル
古き良き時代の秋葉原はどこに行ってしまったのか?

ちょっと論点はずれるが、オタクの変化については、次のような見方も可能ではないかと思う。

オタクは基本的に貧乏である。私を含めてファッショセンスなど欠片もないオタクは山ほどいるが、それはファッションにまで手を出す余裕がないから、という側面もある。
ところがところが、突然変異というのは現れるもので、数少ない「余裕あるオタク」というのがいる。
岡田斗司夫とか唐沢俊一とかあのへんの人らね。
もちろん彼らには並はずれた知識欲とその知識を商品化して身を立てるだけの能力があったわけだが、その基盤は「たくさん手を出すことができた」という恵まれた環境にある。見てない物は語りようがないのだから。

いきおい、彼らが提示してきたオタクの世界は先行逃げ切り型である。
野生馬のヒエラルキーにも似たボス→ボス候補→その他みたいな集団である。
で、ぶっちゃけた話、オタクなら古株ほど知識が豊富なのは当たり前なのね。後から追いかけて先達を凌駕するのは、先達が走るのを止めない限りムリなんである。「過去の遺産」はどんどん増えていくのだから、リアルタイムでチェックしてきた人間にアドバンテージがあるのは当然なのだ。

では、「過去の遺産」なんか多すぎてチェックしきれんわ、となったらどうするか。
知識もヒエラルキーもさらっと無視して今面白いモンだけつまんどけ、というのはひとつの手である。
これは何もオタク系に限った話ではない。

ビートルズを知らないロックファンはアリだし
バースを知らない阪神ファンだってアリだし
「夢がMORIMORI」を知らないSMAPファンだって(笑)アリだ

そういう関わりを選択した場合、互いの接点は「ロック」「阪神」「SMAP」というジョイント部分のみになる。
オタク系に話を戻せば、「猫耳」「メガネ」「妹」みたいな記号で反応する人々にとって、記号は単なるジョイントとしてのみ機能しているのだろう。簡単に接続できるが、同心円の重なりは決して大きくならない、そんなつながり方である。であれば、そのジョイント部分に種をまく(=記号をちりばめた商品を提供する)のがビジネスとして成立する近道というのも道理である。
なるほど。うまいことやりよんな~、オタク業界も(笑)

どのようなジャンルにおいても、そういう質的な変化というものは、「過去の遺産」が臨界点に達したときに必然的に起き得ることなのかもしれない。それがいいことなのか悪いことなのかはわからないが。

ちなみに、私は岡田斗司夫が大っ嫌いである(笑)彼はかつて「9・11の映像を見て凄い映像だと思わない奴、インスパイアされない奴はクリエイターとして失格だ」みたいな発言をしたことがある。実際そうなのかも知れないが、わざわざ公共の電波でそんなことを放言する必要がどこにあるのか。そんな無神経なことを言うからオタクはキモイと言われるんだよ。

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2004/09/23

ドルフィンズ、連敗

week2のドルフィンズは敵地でベンガルズと対戦し13-16で敗れた。

ディフェンスは相変わらず一級品だと思うのよ。ザック・トーマスも開幕前の手術の影響を感じさせない動き(もっともトーマスの凄さは「動き」ではなく「読み」なんだが)だし、テイラーにしてもセアウにしてもいい動きだ。実際、破壊力に乏しいベンガルズのオフェンスが相手とはいえタッチダウンを1本も許さずフィールドゴール3本に抑えているわけで、数字的にも合格点のディフェンスだ。

問題はオフェンスだよなぁ。リッキー・ウイリアムスが抜けた穴はやはりでかい。1試合でチームのラッシングがわずか25ヤード。ランが弱いチームはここ一番で手詰まりになる。(それがオルストットやステイリーの存在価値でもある)この試合でもパスで攻めたと言うよりランを完封されてパスで攻めさせられた感じで、案の定インターセプトタッチダウンを食らって7点も献上してしまった。ディフェンスがタッチダウンを1本も奪われていないのにだ。何をやっとるのかと小一時間・・・ww

今週はピッツバーグ。マダックスが怪我してるというのが救いか・・・ホントは相手のケガを喜んでちゃいかんのだけどねぇ。戦って叩き伏せないと。

なんとも憂鬱なシーズンになりそうだ。

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2004/09/21

アカイスイセイ

東北の温泉宿で温泉につかりながら、会社の後輩との会話。


私 「この前アカイスイセイって名前の馬が競馬に出ててな」

後輩「はいはい」

私 「通常の3倍速いかと思ってちょっと買ってみたけど、全然アカンかったわ」

後輩「当たらなければどうということはないってことやったんですよそれは」


こりゃ一本取られた(笑)

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来週のストは「スト2」ってことでw

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読売新聞が死んだ日
読売新聞はさすがに社説の使い方がウマイ!:「ナベツネ新聞」と改称か?
プロ野球-誰がプロ野球の危機をつくったのか

会社の社員旅行で東北の温泉宿に隔離されている間にとうとうプロ野球ではストが決行された。

で、読売新聞がストに際して珍妙な社説を載せたらしい。
前の記事でも書いたが、読売新聞の主筆・ナベツネは「(ストライキは)どうぞ、やったらいい」と言ったのだから、読売新聞はストライキに文句をつける立場にない。できるもんならやってみろというつもりだったのだろうが、いざ実行されるとこのあわてぶり。滑稽というよりも哀れですらある。

プロ野球界の一翼を担う責任感と自覚が経営者にあるのか、そのための経営基盤は盤石か、これらの点に、慎重な見極めが必要だ。

どの面下げてこんな事を書いているのか。「責任感と自覚」が問われているのは現在の経営陣である。「経営基盤は盤石か」という言い方からは球団単独での黒字経営はムリ、という前提が見て取れる。言っておくが、経営基盤が盤石とは言い難い広島は経営者のやりくりで球団単独での黒字経営を達成している。こういう努力を取材も評価もせずに何を好き勝手に書き飛ばしているのか。

読売新聞は子飼いのコミッショナーが出した屁みたいな提案を重視しているようだが、コミッショナーは痛くも痒くもない進退をかけて現状追認を提案しただけだということは前に指摘した通りである。選手会が受け入れられないのは当然のことであり、これを「踏みにじった」と表現した読売新聞はまさに馬脚を現したとしか言いようがない。ご丁寧にもそのコミッショナーにインタビューして「監督、コーチ、選手がそろっていないとファンにいい試合を見せられない。球団をやたらと増やしても、選手はどこにいるのか」などと言わせている。12球団が12球団になるんだから、監督も選手もいるんじゃないの?
そんなにストされて困るんだったらハッキリ「うちのお爺ちゃんが迷惑かけてごめんなさい」ってまず謝るべきだろう。繰り返すが、ナベツネは「どうぞ、やったらいい」と言ったのだから。身内の高齢者の介護ぐらいは自分とこで責任持ってやるように(^-^;

ま、自分の書いたことに責任を持たないのは何も読売新聞に限ったことではなく、マスコミ全般に共通する傾向ではある。自分の売った物に責任を持つのが当然の製造業に勤務する私に言わせれば、マスコミというのは本当に気楽な商売だと思う。

今回の騒動の論点はハッキリしている。

近鉄が経営難なのはいいとして、なんで買い手がいるのに身売りでなくて合併なのか?

ただこれだけのことなのだ。
経営陣がシーズン中に熱戦に水をさす形でこんな話を始めておいて、ストされたから損害賠償などとは片腹痛い。
ちなみに、2006年はサッカーのワールドカップがある。プロ野球がどれほど話題を作ってもワールドカップに持って行かれるのは間違いない。(特に日本がドイツまで行けちゃった場合にはそう)

つまり来年が勝負の年なんだよ!わかってんのかなぁ。

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2004/09/18

我々は、かりそめの客なのだ

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口うるさい消費者と手厳しい目利きを納得させられるか?[コラム]

オタク相手のビジネスは結構市場がでかいんだそうな。
それはいいんだが、こうやって「ビジネス」「市場」として認知され分析されることによって、オタクは滅びていく。
なぜならば、市場が大きくなるとアイテムは「作品」ではなく「商品」になる。商品として企画する以上、消費者の傾向の分析は不可欠であり、いわゆる「この要素を入れておけば売れる」「この要素がないと売れない」という判断によって創作ではなく生産されたアイテムこそが金のなる木になるからだ。するとどうなるか。焼畑農業のような手法によってそれまでに現れた「売れた要素」がガンガン商品に盛り込まれ、オタクの世界から独創的なものが駆逐されていくのである。

例を挙げよう。

「美麗なグラフィック」に「豪華声優陣」が売りのゲーム、多いよね?でもそれってゲームの面白さとはあんまり関係がない。ゲーム性という自然林に焼畑を行い、萌え絵とアニメ声を植えてキャラゲーを収穫しました、と。その場はいいだろうけど、これでは後にペンペン草も生えない。

現在起こっているこのような変化は、ゲームの売上げが頭打ちないしはやや減少という形となって現れつつある。
そりゃそうだ。「売れた要素」を追求した結果、シリーズものとリメイク・移植ものばかりが次々と発売され、まさに焼畑農業になっているゲーム業界が伸びるわけはない。過去の遺産を食いつぶしてしまう前に、新しい「売れる要素」-多くの場合それは天才的なクリエイターによって提示されるわけだが-をリスクを覚悟して世に問う気概がなければ、いずれゲームは滅びる。他のジャンルも似たり寄ったりだ。

オタク系ビジネスの発展はオタクを駆逐していくという矛盾を生まれながらにして孕んでいる。
なぜならばビジネスとは規模が大きくなればなるほど安定を指向するからだ。5人でやってる会社なら冒険も出来るが、5千人でやってる会社でエキセントリックな商品を発売してコケたらえらいことだ。経営者の立場では、5千人の社員とその家族を路頭に迷わすわけにはいかないのだから、無難に収益の上がる方法を取らざるを得ない。だがオタクとは基本的に無難をよしとしない人々である。「他人とは違う俺だけの何か」にこだわり続けるのがオタクのメンタリティであり、そのために大規模ビジネスとは決定的に相性が悪いのだ。バンダイが高い技術力を持っている企業であることはオタクなら誰も異存はないはずだが、「バンダイってどう思う?」と聞かれたらほとんどのオタクは「あそこはアカンな。なっとらんわ」と答えるのものなのだ(笑)
大きな企業がこの落とし穴に気付いたら、オタク系ビジネスでも成功すると思う。ま、その頃には我々のような昔気質の背光性のオタクはもう絶滅しているだろうが。

しかし、この野村総研のリサーチによれば、HDDレコーダーでアニメ・特撮を録画しまくり、モーニング娘。のDVDを買いそろえ、PCは自作でゲームもしまくり、という私はまさに「マニア層」ですな。俺背光性オタクだからこういういじられ方すんの嫌いなんだよ。できればそっとしといてくれ、野村総研さんよ(笑)

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2004/09/17

コミッショナー

今年からスカパーでG+が見られるようになったので、同じ時間帯にGAORAもG+もNFLを放送していてどっちを見るか迷うという、ほんの数年前には考えもしなかった夢のような状態になって嬉しい。正直、オリンピックの時より睡眠不足だ(苦笑)

week1のKC@DENでは、「審判がボールオンの位置を間違えたからフィールドゴールやり直し」というもの凄い珍プレイが発生した。審判の誤審はいろいろとあるけれども、こういうのは初めて見た。この審判怒られるんだろうなぁ・・・

とまあ、NFLに夢中になっている間も日本のプロ野球はゴタゴタし続けている。コミッショナーがなんか提案とかしたらしいけど、あれもねぇ・・・進退を賭けるって言っても来年も居座って給料貰いつづけるのが「進」で退職金貰って楽隠居するのが「退」なんだからどっちに転んでも根来さんは損しないもんなぁ。


1 新規加入球団審査委員会(仮称)
 日本野球機構の諮問に応じて新規加入を申請している球団についてその可否を審査する。
 委員は、法律、経済、経営などの専門家、プロ野球OBなど7人程度で構成する。
 委員会に新規加入申請球団関係者、既加入球団関係者、同球団所属選手等からの意見を聴取し、新規加入申請球団の財務内容等を調査する権限を与える。

2 プロ野球有識者会議(仮称)
 プロ野球のみならず、法律、経済、経営全般に通じた有識者を以て構成し、オーナー会議の諮問に応じて答申する。
  審議事項(例)
  公益法人たる野球機構とは別に営利を目的とする株式会社組織を設けることの可否
  リーグ構成のあるべき姿の検討
  国際交流試合の在り方の検討
  加盟料等の検討
  プロ、アマのあり方についての検討
  選手OBの再就職先確保の検討
  野球協約の根本的改正についての検討
  選手に関する諸制度、参稼報酬、ドラフト、FA制度等の検討

  小委員会の設置
  必要に応じて専門小委員会を設け関係者等の意見を聴取する権限を与える。

3 加盟料について
  当面、加盟料については、加盟の際の預り金として野球機構に保管する。その金額は、当該球団が10年以内にプロ野球から撤退することがあった場合の所属選手の1年分相当の参稼報酬の合算額とする。
  さらに加入に際し、経費等に充てる必要から若干の金員を加算する 。
  なお既設球団についても脱退する場合の諸経費に充てるための出捐を要するとするか否か、要するとした場合その額は如何とすべきか、加盟料を含めこの種制度の確定については有識者会議の答申を俟って行う。


1.は結局今までと一緒、ということだ。新規参入については後から後から「信用できん」だの「球団を持ってないと」だのといったインネンをつけていることがファンの反感を買っているということがまるっきりわかっていない。これに対する処置としては当然「参入資格の明文化」が外せない要件である。「有識者で審議」では、恣意的な排除を防止することができない。
2.にしても求めに応じて答申では話にならない。オーナー会議が独善的に球団の取り潰しを決めたことがファンの反感を買っているのだ。当然、オーナー会議に是正を勧告できる権限ぐらいは持った機関を作るべきなのだ。コミッショナーの権限の強化と並んで、オーナー会議の独善を掣肘できる仕組みを作らなければならない。
3.についても保証金制度はいい案だと思うが、既存の球団も払うべきかどうかは「有識者会議で検討」したら「払わなくていい」と言うことになるに決まっているではないか。
要するにこのコミッショナー提案は「とにかく現状維持で」という提案で、球界を改善しようという意欲など微塵もないという宣言だとも取れる。スト回避のための時間稼ぎだと考えるのが妥当だろう。

根来コミッショナー「私の見解」

法曹界の人は簡単なことを長ったらしい文章にするのが仕事なのでこの手のことはお手のものだね。
要するにこの「見解」とやらを要約すると、「ゴタゴタしてるのは俺だけの責任じゃなくてみんな悪いんだからストとかしないように頼むよ」ということだ。甘ったれるのもいいかげんにしろ。
この程度の仕事ぶりで根来コミッショナーの年間報酬は約2400万円(推定)なんだそうな。いいなぁ。もっとうまくやるから俺に代わりにやらせてよ(笑)

ストは以前の記事でも述べたように、MLBのストとは根本的に状況が違う。選手のギャラで揉めているわけではないので、「ストをしたら人気が下がる」というのは根拠がない。このままゴタゴタして近鉄が潰れるほうがよほど人気が下がると思う。今多くのプロ野球ファンは多分「もうこうなったら一回落ちるところまで落ちたらいい」と思い始めている。実際のところ私も阪神・久万オーナーの「楽天は神戸に来ていらん」には一阪神ファンとしてガッカリした。「新参者が天下の阪神タイガースのお膝元で旗揚げとはいい度胸だ。どっからでもかかってこい」ぐらいのことは言ってくれよ。野球という勝負の世界でメシを食うんだから、勝負は逃げちゃいかんよ。村山実が泣いてるぞ。

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2004/09/15

テキトーに頑張れシダックス

シダックス会長、プロ野球参入に前向き発言

へぇ~
以前シダックスのカラオケ屋を利用した際にいろいろとトラブルがあったので、私の中ではシダックスといえば二度と行きたくないカラオケ屋ランキングの堂々1位なんである。

一例を挙げると、シダックスさんでは「閉店時間というのはシャッターを閉めて店員が帰る時間」なんだそうな。なので客は看板に書いてある時間の30分前に叩き出される。あん時はビックリしたなぁ。

だがまあ考えてみれば、プロ野球の球団はとことん客をナメているということが今年の一連のゴタゴタで明確になったわけで、そういう意味では本業で抜群のナメっぷりを発揮してくれたシダックスはプロ野球経営に向いている会社だと言えるのかも知れない。

この際だ。是非新規参入して頂き、膨大な赤字を背負い込んで親会社もろとも潰れてくれれば私としては言うことはない(笑)

まあ恨み言はこれぐらいにしておくか(^^;

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2004/09/13

ジョージ・ハラスに学べ

私にとっては「フットボール」といえばサッカーではなくてアメリカンフットボール。
サッカーも嫌いではないが、サッカーは是非「サッカー」で定着して欲しい(笑)

そういやサッカーの試合する場所はいつ頃から「ピッチ」になったのかな。昔は「フィールド」って言ってたような気がするんだけど。昔「俺たちのフィールド」って漫画あったやん。今なら「俺たちのピッチ」なんだろうか?小さなバイキングみたいやね(それはビッケ)


ま、それはさておき今年もNFLが開幕した。
ところがまあ、私が応援しているマイアミ・ドルフィンズは主力選手の引退やらケガやらで戦力はガタガタ。こりゃ今年はアカンなぁと思っていたら案の定ホームでの開幕戦に完敗した。同じディビジョンにいる昨年の覇者・ニューイングランド・ペイトリオッツは開幕戦を僅差で制して好発進したことを思うと、やっぱり今年はアカンっぽい。
(でもGAORAの予想ではドルフィンズにするけどね)

ま、ゴタゴタした日本のプロ野球はもういいや。いや、気にはするけど。
これから来年2月まで、NFLでアメリカンフットボールを熱く堪能させてもらうわ。

日本のプロ野球のオーナーどもはジョージ・ハラスの演説でも読んで、爪の垢でも煎じて飲むといい。(Jリーグの人たちには爪の垢を煎じて飲めとまでは言わないが、読めば励みになるだろう)

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2004/09/11

野球地獄で男を磨け・その2

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長嶋茂雄なき長嶋ジャパンとプロ野球の運命はいかに?[BLOG of the Week]

またまた野球の話。
いや、野球の話ばっかりすんのもどうかと思うんだけどね、今年はオフの阪神も裸足で逃げ出すほどゴタゴタしているのでついつい語りたくなるのよ。

マッチポンプ
今日は昼食に立ち寄った店にたまたま置いてあった読売新聞に目を通したのだが、一面の下の方のコラム(読売新聞のサイト>社説・コラム>編集手帳>9月11日で全文が読める)を読んで呆れ果てた。
子供をダシにしてストを当てこする(選手を悪者にする)やり口も醜悪だが、そもそも読売新聞主筆・渡辺恒雄氏は「(ストライキは)どうぞ、やったらいい」と発言していたのだから、読売新聞社としては当然それに沿った主張を掲げるべきではないのか。一方でストをやれるもんならやってみろと言わんばかりの傲慢な態度を取りながら、まるで自分は関係ないかのように子供をダシに使って正義の味方を気取る。こういうのを世間では「マッチポンプ」というのだ。やってることは火事場に駆けつけて消化を手伝う放火魔みたいなもんである。
読売新聞社よ、恥を知りなさい。

悪いのはどっち?
ストは延期ということになった。まあシーズン終わってしまえばストもくそもないわけで、ああだこうだと言を左右しながら時間を延ばすというのが球団側の方針であってもおかしくない。ただ、前の記事でも書いたとおり、シーズン終盤の試合の商品価値を下げているのは新聞辞令でシーズン中に来期の話を一面に載せるマスコミと、同じくシーズン中にこうやって合併の話を持ち出している球団なのであり、売上げが損失がと騒ぐ前に今までの悪行を反省するのが筋。ナベツネは偉大なる先達である大正力が2リーグ分立を発表したのが11月26日だったことの意味をなんと心得ているのか。
そもそも経営陣は「大金持ちになるためにやるのではない。大金持ちが自分の金を使ってやることだから」(阪神・久万オーナー)という感覚なのだから、ストで損害が出ると文句を言うなどちゃんちゃらおかしい。
こう言うときこそ「大金持ちが自分の金を使う」場面とちゃうのんか?

「メジャーリーグでストをやったときには野球人気が落ちた」という話が煩雑に出てくる。誰も言わないので意図的に伏せているのだと思うが、あれはサラリーキャップ制度の導入を巡る係争だったのだ。つまり選手の給料のことで球団と選手が対立して試合を潰したわけで、ファンには「百万長者と億万長者の争い」などと揶揄された。そんなことで揉めれば人気が落ちるのは当然であり、今回の日本のプロ野球とはまったく事情が異なる。私が今回のストを支持する理由も、選手の方に大義があると思うからだ。ギャラで揉めてのストだったら絶対に支持しない。

誰が殺したクックロビン
プロ野球が11球団になって誰が得をするのかといえば、今のところ不採算部門を解消できる近鉄本社ぐらいだろう。
オーナー陣はみんなで寄ってたかって「経営が苦しい」といいながら自分たちが損をする枠組みにしましょうという話をしているわけだ。なんともお大尽のやることは理解に苦しむ。レミングの集団自殺みたいなもんだろうか?
普通に考えて、球団を減らすことが「発展」であるわけはない。
そもそも私は12球団で約800人というプロ野球選手の人数そのものが多すぎると思っている。例えば巨人にドラフトの下位で入団した選手はそのほとんどが日の目を見ないまま消えていっているではないか。球団を増やして一球団あたりの人数を減らせば各球団の経営も楽になるし、活躍できる選手も増えると思う。
毎度毎度引き合いに出すが、11人でやる上に選手の交代が自由なアメリカンフットボールではオフェンス・ディフェンス・スペシャルの3班で役割分担するため1チームでその試合に出場する選手が約40人必要になるスポーツだ。そのプロであるNFLでは、1チームの選手保有数はわずか53人(!)である。私がプロ野球選手が多すぎると思うのもムリはないと思うでしょ?

これからどうなる?
私はねぇ、何度も言うけどストライキをやるべきだと思う。
確かに野球選手は試合をしてナンボだけれども、だからこそこのままでは試合をするも何も球団が減って試合数も減るんだから、反対の意思表示をするべきだ。ストが目的になってはいけないけれども、自分たちがプロ野球の未来のためという志を持ち、正しいことをやっているという誇りがあるのなら、戦うべきだ。
我々はプロ野球を見て、野球の技術には感心はするけど感動はしない。鍛え上げた心技体をぶつけ合い誇り高く戦う姿にこそ感動するのである。(だから上手だけどチンタラやってる○○は嫌いやねんw)

戦え。例え矢折れ力尽きたとしても、誇り高く戦った男をファンは決して見捨てはしない。

余談
「週刊!木村剛」の[BLOG of the Week]にうちの記事を取り上げていただきビックリ。書いた文章に反応していただけるのはどういう形であっても素直に嬉しい。

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2004/09/07

野球地獄で男を磨け

テロに屈するな
巨人がパ・リーグに移籍するかも?

こんなナベツネのテロ予告で右往左往するセ・リーグのお歴々を見ていると、プロ野球はバカの集まりだと断言していいと思う。自分で考えることを放棄した人間はバカと呼ばれても仕方ないのだ。

要するにどいつもこいつも「巨人あってのプロ野球」という幻影にとらわれているのだ。この価値観を打ち崩して新たな価値観(=商品価値)を提示しようする球団がただのひとつもないところを見ると、結局どう転んでもプロ野球の未来は真っ暗だと言わざるを得ない。

今こそチャンス
例えばもめ事がお家芸の阪神あたりが「移籍?移籍と言えば聞こえはええけども、要するにセ・リーグでやっても勝てんから尻尾を巻いて逃げ出すってことですわな。どうぞパ・リーグでもどこでも行かはったらよろしいがな。但し、もし巨人がパ・リーグに行って優勝したら、セ・リーグは日本シリーズはやりませんよ。尻尾を巻いて逃げ出したチームとなんで試合せなあかんねんって話ですからね。まあ、わがまま言うのも結構やが、勝負の世界なんやから勝ってから言わはったほうがナベツネさんも恥かかずに済むのんと違いますかな。あぁ、よう勝たんから逃げ出すんやったな。どわはははは。」
ぐらいのことを言って揉めればいいのだ。
「優勝したわけでもないのに出て行くのは逃げやで。カッコわる~」とコキおろしてやればいいのである。
巨人が逃げたからってなんぼのもんやねん、と声を上げればいいのだ。

今こうやってゴタゴタしているのは考えようによっては巨人に代わって天下を取るチャンスだとも言える。
スポーツとは(少なくとも表向きは)信義と公正に重きを置くものであり、興行とはお客さんを楽しませてナンボの商売である。スポーツの観点からも興行の観点からも大義名分のない巨人のテロに対しては、堂々と誇りと志とを掲げて立ち向かえばいいのだ。一時的に収入は減るかもしれない。だがプロ野球とは野球というスポーツ通じて夢を売る商売だ。売ろうや、夢を。

まずファンの方を向け
実のところプロ野球球団の経営は客が来なくても成り立つ/来ても成り立たないので、球団がファンを無視するのはそれなりに理由があると言えなくもない。
だが例えばまだシーズン中なのに昨日スポーツ新聞各紙に阪神の来期のコーチングスタッフの構想が報じられ、こいつはクビだあいつが来るといろいろ書いてある。毎度おなじみの「新聞辞令」という奴である。これはどういうことか。簡単に言えば「今シーズンの残り試合は消化試合なのでもう見に来ても仕方ないですよ」と球団とマスコミが共同で告知しているようなものだ。シーズン中にこんなことを平気で書いておいて、やれ客が少ないだの試合がつまらんだのと書き立てるスポーツマスコミは、誰が客の足を遠ざけ試合をつまらなくしているのか一度自分の胸に手を当てて考えてみる必要がある。いや、考える力はないだろうから教えてやる必要がある。
球団もマスコミに抗議して記事を載せないようにするとか、消化試合ということでチケットを安くするとか、何か対応するのが普通の感覚だと思うがどうか。殿様商売にも程があるぞ。

あと、オリックスと近鉄の合併は話が進んだようで、合併後は大阪ドームが本拠地になるそうな。そんなバカな。
ヤフーBB!スタジアムは世界でも有数のちゃんとした野球専用施設で大阪ドームは単なる多目的ホールだぞ。野球をやるのに野球場でやらなくてどうするのか。ヤフーBB!スタジアムの欠点はナイター見ると帰れなくなるという交通の便の悪さなのであって、これは地下鉄の終電を遅くするとか三宮・大阪までシャトルバスを出すとか改善の方法はいくらでもある。(神戸市も出て行くなと言うならこれくらいは考えてやれ)
大阪ドームの外野席には構造上の欠陥があって、上の方の席だとフェンスの手前数メートルが見えない。このため例えばライトスタンドの上段で見ていると自分の座っているライトにホームランが飛んできた場合、横を向いてビジョンを見なければならないのだ。こんな球場で野球を見て何が面白いのか。延々と応援だけやってる固定ファンならともかく、単なる野球好きなら何度も通うわけはない。ヤフーBB!スタジアムの見やすさとは比べるのも失礼なくらいで、「野球」というコンテンツで商売するなら大阪ドームという選択肢はあり得ない。
いかに野球で真剣に商売する気がないか、これだけでもわかろうというものだ。

NFLのグリーンベイ・パッカーズが本拠地を置いているグリーンベイは人口10万人の小都市だが、パッカーズの本拠地ランボー・フィールドの収容人数は実に7万2千人。にもかかわらずパッカーズのチケットは超人気で入手が困難だという。
人口152万人を擁する神戸市にありながら客が来ないのは、要するに興行を打つ側に努力が足りてないと言うだけの話だ。甘えるのもたいがいにしろと言いたい。

お先真っ暗
結局のところ、日本のプロ野球は球団にもマスコミにも「野球で商売して食っていこう」という意志があんまりないのだろう。彼らの中には潰れたら困る人もいるだろうに。今まで殿様商売でなんとなくやってこられたから甘ったれたまんまで来てしまってにっちもさっちもいかなくなった、ということだろう。
なんか心配すんのがアホらしくなってきたな。

まずお前らもうちょっと真面目にやれ。せめて普通の会社並みに。

あ、私はストには賛成。ストで試合が出来なきゃ損害賠償だとか言ってるけど、そんなこと言いだしたらそもそもシーズン中に合併の話を持ち出して試合の商品価値を下げまくったオーナー陣こそ特別背任だろと思うしね。
新聞辞令で来期の構想がでかでかと報じられた阪神を筆頭に、ほとんどのチームにとってはストの対象になっている試合は消化試合。ストされて困ることなんかなんにもないはずだ。(違うというなら新聞辞令は止めるように)

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2004/09/05

テロを考える

ロシアの学校占領テロ、死者330人に達したのだとか。
巻き込まれて亡くなった犠牲者の冥福を祈りたい。

悪いのは誰か
プーチン政権の治安体制に欠陥、強硬政策でテロ防げず

こういう事件があるとこの手の話が必ず出てくる。反省とか対策というのは確かに必要なんだが、まず第一に
テロはやる方が絶対に悪い
という点は履き違えてはいけない。犯人が全員捕まってもいないうちからやれここがなってなかったあそこが悪かったとやるのはあまりいいことだとは思えない。

テロという名のマスターベーション
テロリストの側にも圧政とか虐殺に対抗するにはこれしかない、といった切羽詰まった思いはあるのだろうけれども、テロによってテロリストの望む方向で解決した政治問題など歴史上ただのひとつもない。
国家という巨大組織に対しては、テロは蟷螂の斧に過ぎない。暴力で無理強いというのがテロリズムの本質だが、実はこれは大国の国際政治と同じ価値観にある。この方法で成果を上げるためにはアメリカや中国やロシアのように、何万人という規模の軍隊とその活動を支える莫大な資金、国際的な批判を黙殺するだけの影響力が必要だ。世界最大の暴力装置であるアメリカ軍がイラク一国を御しかねているという現実を見れば、同じ暴力装置であるテロ組織がそんなに大きな政治的成果を上げられるわけはないと言うことは容易に察しがつくだろう。
テロは確かに甚大な被害をもたらす。だが暴力の効率ではテロは軍隊に絶対にかなわない。
結局テロ行為はテロリストによるマスターベーションにしかなり得ないのである。

テロの動機
それでもテロは起こり続けている。それはテロを行う側が宗教的な狂信や民族主義への傾倒によって「正しいこと」という理由付けをしている事が大きいと思う。
テロには暴力によって人的・物的被害を与えることによって注目を集め、メッセージを伝えるという側面がある。
また、動機が正しければテロは容認される、という考えもあるかもしれない。
「アメリカのしたことを考えればテロも当然だ」「ロシアがチェチェンの独立を力で押さえているからテロが起きた」という考え方ね。
だがいい失敗例がある。昭和8年の日本だ。前年に起きた5・15事件の公判過程で「動機は正しいんだから許してやれ」という世論が盛り上がり、首謀者は死刑の求刑が禁固刑となった。その結果どうなったか。それまではまだ冷徹に権謀術数を駆使して国際社会の荒波を渡っていた日本が、いや日本軍が、熱に浮かされたかのように暴走を始めてしまった。テロリストのメッセージに世間が耳を傾けた結果、悲惨な戦争への坂道を転がり落ちていったのである。
テロを許す理由はない。あっても耳を傾けてはならない。それはより大きなテロへのステップになるだけだからだ。

テロは日本でやるしかない?
テロは多くの人的物的被害をもたらすが、国家にとってもメンツが潰されるという被害が発生する。
ナメられたらおしまいの国際社会にあって、メンツが潰れた国家は敗者である。従って国家は潰されたメンツが再び立つように行動するものだ。
ロシアは以前にも劇場を占拠された際に治安部隊が突入して鎮圧している。ペルーの日本大使館占拠事件も治安部隊の突入で解決した。テロに屈さないということは、テロリストを排除する実力を行使できるということでもあるのだ。

だが世界でも珍しく例外的にテロにヌルい国がある。他でもない日本だ。

例えば、9・11同時多発テロでは実のところ多くの日本人も犠牲になった。本来なら日本国は彼らの仇を取らなければならない。「アメリカに協力するかどうか」ばかりが議論されていたが、まず犠牲になった同胞の落とし前をどうつけるのか、という議論が先にされるべきで、その結果としてアメリカへの協力という選択肢の有効性を検討するべきだった。北朝鮮にしても然り。国内で外国の暴力によって国民がかっさらわれたなど、主権国家として赤っ恥もいいところである。経済支援やら国交正常化やら、まともな神経の持ち主ならそんな話はこの赤っ恥を雪いでからでなければできるわけがないのだ。(まともじゃない小泉さんはしちゃったけど)

テロに対して報復もしないどころか泥棒に追い銭までしてみせるこの国は、おそらく世界でもっともテロに寛容な国である。テロは日本でやれば効果があるかもしれない。少なくともほかの国でやるよりは。

情けない話よの。

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2004/09/03

アニマル浜口

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アニマル浜口庫之助
アニマル浜口の気合のルーツを探る!

今やすっかり名物オヤジと化した感のあるアニマル浜口
昔からあんなキャラだったっけ?という声をあちこちで目にするが、アニマル浜口という人物を見極めるには表に現れるキャラだけでは見誤ると思う。

例えば、「ラッシャー木村こんばんわ事件」(注)の時に横で真っ青になってあわててマイクを取り上げて悪ぶってみせたのは誰あろうアニマル浜口だったではないか。
頸椎損傷というレスラーとしては致命的な負傷で引退したのに復帰したり。
長州や天竜との関係性もあんな感じだし。

アニマル浜口の個人史をひもとくと見えてくるのは、おそらく彼は「今何が求められているか」ということを察知する能力が人一倍高いということだ。そして察知したそれを行動に移す能力もある。そんな人物なのだ。
求められていることを敏感に察知してやってしまう人、というのがアニマル浜口の本質なのだ。
この能力が高いとたいていは「あざとい」と言われるのだが、そう思われないところは実直な彼の人柄のなせる技だろう。

アニマル浜口ジムの門下生からプロレスラーになった選手が何人もいる。娘の京子はアマレスの世界王者だ。
この実績を見ればアニマル浜口が指導者として優秀なのは間違いない。それはアニマル浜口が「今何が必要か」ということを的確に見極める能力があるからなのだろう。

今アニマル浜口にはあの「気合いだ~!」と絶叫するオヤジ、というキャラが(主にマスコミにではあるが)求められている。
求められていることを敏感に察知してやってしまうのがアニマル浜口の本質なのだと考えれば、あの過剰なまでのキャラの立ちっぷりも納得がいく。

つまり。

アニマル浜口は本質的には何も変わっていない。
私はそう思う。まあ、人間の本質なんてそう簡単に変わらないもんだしね。

注 ラッシャー木村こんばんわ事件
昭和56年、新日本プロレスに登場したラッシャー木村・アニマル浜口・寺西勇の「はぐれ国際軍団」がリングで猪木への挑戦をブチ上げた際に、ラッシャー木村の温厚で実直な人柄が災いし「こんばんは。え~我々は・・・」と丁寧な口調で挨拶から喋り始めたため、横に立っていたアニマル浜口が血相を変えてアナウンサーの向けたマイクを奪うように割り込み、「オイ猪木!ブッ潰してやるから覚悟しとけよ!」みたいなことをがなり立てて必死に悪役ぶってみたもののもうひとつ締まらない挑戦表明となってしまった事件。
この一件をビートたけしが「こんばんは。ラッシャー木村です」とネタにしたために以後ラッシャー木村といえば「こんばんは」というイメージが定着する。もっともそのおかげでラッシャー木村は62歳の昨年まで現役を続けられたのだから「人間万事塞翁が馬」とはまさにこのことではある。

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