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2004/06/14

年金だってPRIDEが大事

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1.29ショックと公的年金改革と大同小異の教え

今回は年金の話。
国民年金というのは強制加入で国が保険料を徴収し、再配分する制度だ。国が強制的に集めるカネ、という意味では保険料も税金みたいなもんだ。さて、下の数字を見て欲しい。

現在の国民保険の給付額 月額6.7万円(保険料40年間納付)
昨年の府中刑務所の受刑者一人当たりにかかった経費 月額 21万円

バカみたいでしょ?

国民年金には「世代間扶助」といって、これまで社会を支えてきた高齢者を現役世代が支える、という意味合いもあるそうだ。その考え方には私も大賛成だが、いざ蓋を開けてみると刑務所にブチ込んだ犯罪者を養う金額の3分の1程度の金額で「高齢者を支える」などと言っては我々現役世代は赤っ恥もいいところである。お役人に本当に「世代間扶助」という考えがあるのだとしたら、今の年金制度は相当カッコ悪い状態なのだという自覚を持って欲しい。だいたいお役人ってしょーもないプライドの塊のくせに、拉致とか年金とかの肝心な部分では全然誇り高くないのよなぁ。いつか高田延彦に「お前は男の中の男だ!」と叫ばせるような誇り高いお役人が出て来て欲しいものである(笑)

で、年金はどうしたらいいのか。キムタケさんは議論の叩き台として次のような私案を提唱している。


① 公的年金制度と生活扶助を社会保障制度の中で統合し、65歳以上の国民であれば、『基礎年金』として例外なく夫婦で月15万円受け取れる制度とする。それ以上の部分については、各個人の私的年金に任せる。 
② 現行公的年金からの脱退権を認め、保険料の支払いを要求しない代わりに、これまで支払った分に関する権利を放棄してもらう。ただし、新設する『基礎年金』の権利は剥奪されない。
③ 一定の期限を定め、その時点まで保険料を支払い続けた人に関しては、それまで支払った保険料をベースに個々人の取り分を決定し、積立金を現金化して個々人に分配する。その際、分配の代わりに、民間年金への移管も選択できるようにする。
④ 『基礎年金』の支出は、税金や国債等によってファイナンスする。保険料は廃止するが、国民年金程度の保険料程度の金額を『基礎年金税』として、国民全員から「保険料」ではなく「税金」として徴収する。社会保険庁は国税庁に吸収する。
⑤ これらの結果、厚生年金、国民年金、共済年金、議員年金は一元化される。

非常に筋の通った案だとは思う。思うが。

夫婦で月額15万円。現実的な数字なのだろうが、上述の「刑務所理論」(今勝手に命名)からすると「世代間扶助」などという理屈を持ち出すと現役世代の顔が立たなくなる。しかも、ウチの社長みたく71歳で孫の代まで遊んで暮らせるぐらいの財産を抱え込んでる年寄りもいるわけで、こういう手合いは我々がカッコつけて支える必要もないし、本人だって年金なんてなくても屁とも思わないだろう(笑)
というわけで。「年金の給付は辞退できる。但しその場合相続税は辞退した額に応じて減免される」とかにすると、支給を希望しない年寄りが山ほどいてるだろう。それだけで財源が確保できるなどとは思っていないが、カネの出入りがある以上、「入り」を増やして「出」を減らすことを可能にする手段を講じるのは当然だ。


ちなみに、「入り」が減る原因として挙げられている出生率の低下については原因ははっきりしている。

子育てを「負担」だと思う価値観の社会で、子供が増える訳はない。

田嶋陽子あたりがテレビでのさばっているうちはダメってことだ。最近ブームのジェンダーフリー思想はますます少子化を加速する思想だと言うことにいったいどれだけの人が気づいているのか。
子供を育てるのに「共同で役割分担した両親」などクソの役にも立たない。必要なのは「オヤジ」と「オフクロ」なのである。これから親父にも殴られたことのない世代が「現役世代」になっていくので、「世代間扶助」という考え方はおそらく共感を得られなくなることだろう。


ドッジボールの話の時にも書いたが。


「誇り」って、意外と大事なんである。

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